

2025/6/5
複業は、エンジニアにとってキャリアの可能性を広げ、収入を増やす魅力的な選択肢です。しかし、本業と複業を両立させることは、決して簡単なことではありません。時間管理、体力、精神的な負担など、複業エンジニアが直面する課題は多岐にわたります。私も複業を始めた当初は、多くの課題にぶつかり、時には挫折しそうになることもありました。「このままでは私の魂の仕事どころか、体も心も壊れてしまう」と危機感を覚えた時もありました。しかし、それぞれの課題に対し、具体的な解決策を講じることで、今では効率的に両立できるようになりました。この記事では、複業エンジニアが直面しがちな課題を挙げ、それぞれの課題に対する具体的な解決策、そして私が複業という「俺の道のり」を乗り切るために編み出したサバイバル術をご紹介します。
複業エンジニアにとって最も大きな課題の一つが時間管理です。本業の業務に加え、複業のタスクをこなすには、限られた時間を最大限に活用する必要があります。
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私は、複業を始めた頃、時間を感覚で管理していました。その結果、本業の残業が長引くと、複業の時間がなくなり、結局徹夜で複業をこなす、という悪循環に陥りました。そこで導入したのが「時間を見える化し、ブロックする」戦略です。毎週末に翌週のスケジュールを洗い出し、カレンダーに本業、複業、プライベートの時間を色分けして書き込みました。特に「複業タイム」は固定し、その時間は何があっても他の用事を入れない私自身のルールとしました。この「魔法のブロック」が、私の時間を守り、自立したエンジニアとしての第一歩を踏み出すための礎となりました。
本業と複業の両立は、心身に大きな負担をかける可能性があります。疲労の蓄積やストレスは、パフォーマンスの低下だけでなく、健康問題にもつながりかねません。
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私は以前、複業で案件を詰め込みすぎて、週末もほとんど寝られずにコードを書き続けていました。その結果、ある日、頭痛と吐き気が止まらず、会社を休むことになりました。この時、「このままでは魂の仕事どころではない」と危機感を覚えました。それからは、朝起きてすぐに軽いストレッチをする、昼休みには散歩に出かける、寝る前には瞑想をする、といった「俺の健康を守るルーティン」を徹底するようになりました。特に、週に一度は完全に仕事から離れて、趣味の釣りに出かける時間を確保しています。自然の中で過ごす時間は、私の心身をリフレッシュさせ、複業へのモチベーションを維持する大切な時間です。
IT業界の技術は日進月歩です。複業で質の高い仕事を提供し続けるためには、常にスキルアップを怠らない必要がありますが、限られた時間の中で学習時間を確保するのは難しいと感じるかもしれません。
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私は、新しい技術を学ぶ時間を確保するために、通勤電車の中や、ランチタイムの少しの時間も有効活用するようにしました。例えば、スマートフォンのアプリで技術系のポッドキャストを聴いたり、技術記事を読んだりするのです。また、複業の案件で新しい技術を使うことになった時は、「これはチャンスだ」と捉え、仕事として学習時間を確保するようにクライアントに提案したこともあります。これにより、私自身のスキルアップと同時に、クライアントにも最新の技術を提供することができました。これは、まさに「私を進化させる学びの戦略」であり、私が自立したエンジニアとして生き残るための必須条件となっています。
複業で収入を得る以上、契約や法務、税金に関する知識は不可欠です。これらを疎かにすると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
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私は、複業を始めたばかりの頃、口約束で案件を受けてしまい、後で報酬が支払われないというトラブルに巻き込まれそうになったことがあります。幸い大事には至りませんでしたが、この経験から、「俺を守るための知識武装」の重要性を痛感しました。それ以来、必ず書面で契約を交わし、税金についても、エンジニア仲間と情報交換をしたり、年に一度は税理士の方に相談したりするようにしています。複業を自立して継続するためには、技術力だけでなく、ビジネスに関する知識も不可欠であることを学びました。複業エンジニアが直面する課題は多岐にわたりますが、一つ一つの課題に対し、具体的な解決策を講じることで、本業との両立を成功させ、充実した複業ライフを送ることが可能です。これらのヒントが、あなたの複業生活、そして私の道のりの一助となれば幸いです。